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種因寺について

当山種因寺は、比叡山延暦寺末弘仁元年(八一〇)伝教大師が開基し本尊に伝教大師が謹刻した七仏薬師の一つで法 海雷音如来が安置されている。 古図によると本堂・回廊・楼門・五重塔・鐘楼・仁王門・御供屋などが建ち並ぶ堂々たる大伽藍であった。 こうした大伽藍も、戦国時代に大友宋麟と島津貴久の兵火に罹災され暦応二年(一三三九)八月、霊山という僧が中 興し、村人の厚い信仰に守られながら時を経て、昭和八年本堂改築、平成六年に現本堂となる。本尊は厨子入り秘仏 (十二年に一度の御開帳)で御前立の像は説に南北朝時代の作(作者は不明)、脇士に日光、月光両菩薩、十二神将 等をまつり、境内には献舎に十三仏石像等、また一隅には伝教大師の母のものと伝われている五輪塔墓がある。

土師の町を見下ろす高台に、静かに佇む種因寺本堂。平成六年、高倉照順住職により改築・落慶。

古くから信仰される十三の如来・菩薩・明王の石仏。この十三仏像は江戸時代あたりのものと推測される。

伝教大師・最澄の母の墓があると伝えられる五輪塔墓群。最澄の母が種因寺に安置されたことは様々な書物に記されている。

住職

髙倉 聖法

昭和42年12月21日生
天台宗 東照山 種因寺住職
(僧階 権僧正)

学歴

昭和61年4月 私立 比叡山高等学校 卒業
平成2年3月 大正大学 仏教学部仏教学科
天台学コース 卒業

資格
・ 普通自動車 大型 ・ 自動二輪 ・ 小型車両系
・ 無線従事者 ・ 防災士 ・ スキューバダイビング

経歴

昭和58年4月3日 得度受戒 種因寺
昭和60年9月5日 四度加行遂業 比叡山行院
昭和61年9月10日 入壇灌頂 比叡山灌室
昭和61年10月12日 登壇受戒 比叡山
昭和62年10月4日 法華流竪義遂業 比叡山
平成2年9月13日 開壇灌頂 比叡山灌室
平成3年3月~ 北インド放浪
平成5年7月20日 北嶺回峰行百日遂業 
比叡山無動寺谷明王堂
平成12年6月6日 種因寺副住職拝命
平成19年5月 天台宗九州西教区仏教青年会会長
平成21年5月 天台宗仏教青年連盟副代表
平成23年5月 天台宗仏教青年連盟代表
平成24年8月7日 種因寺住職拝命
令和元年7月 北嶺回峰大々先達

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福岡県嘉穂郡桂川町土師3135